強迫性障害 - 抑えられない -
寝床に入ってすんなりと寝付けないと余計なことを考えてしまいます。
急に胸のあたりがざわざわしてきて、不安になります。
不安は不安を駆り立てます。
「自分は死ぬ運命にある」とまで思ってしまいます。
でも、死にたくない私は、必死に「自分の部屋にあるすべての角を触ろうとしていました。」
意味がわからないですよね。自分でも意味がわからないと思っていました。
でも、そんな意味わからないことでも止めることができませんでした。
「それをやることが生き延びるための唯一の方法。これをしなければ自分は死んでしまう。」と潜在意識では思い込んでいたのです。だから頭ではばかばかしいと思っていても行動を止めようとすると不安でどうしようもなくなり、いてもたってもいられませんでした。
触り残しがないように...。
そうやって朝が来るまで、部屋中の角を触り続けていました。
<参考>
『大丈夫。そのつらい日々も光になる。』
(PHP研究所)
第3章 「死なないために」部屋の角を触る夜
P123〜P127
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