「成長したい」という気持ちを大切にする

人からほめられた時、

どんなリアクションをしますか？

「いえいえそんなことはありません」

と否定したり、

「お世辞に違いない」

と疑ったりすることがあると思います。

では、

自己肯定感が高い人は

どんなリアクションをするのでしょう？

自己肯定感が高い人は、

人からほめられた時、

一喜一憂せずに、

「ありがとうございます」

といったん受け取ります。

ほめてくれた内容を

受ける止めるというより、

「相手が自分をほめた」

という事実そのものを受けていれます。

「そんなことありません！」

と返すことは、

謙遜しているように見えて、

相手の好意を

否定してしまっています。

本当の謙遜は、

「あの人はほめてくれたけど、

自分としてはもう少し頑張れたし、

今後は改善していきたいな」

と自分の内側でするものです。

では、

相手のほめ言葉に対して

謙遜するのではなく、

「自分なんか」

と自己否定してしまう心の裏には、

何があるのでしょう？

そこには、

「成長したくない」

という本音があります。

「よくできたね」

とほめられて、

「ありがとうございます。

　これからも良いパフォーマンス

　をしていきます。」

と答えてしまうと、

その期待に応えるために

さらに成長していかなければならないような気がして、

面倒くさくなるのです。

成長には

チャレンジと

失敗がつきものですが、

「そんな面倒なことはせずに

　現状維持でいたい」

という思いが、

人を自己否定に進めます。

しかし、人生には安定などありません。

現実は常に揺れ動き、

その揺れに対応して、

その度に形を変え、

成長していくことが、

生きていくということです。

未来に安定があるという確約は

どこにもありません。

あるのは、

何にでもチャレンジできる

可能性を秘めた自分という

存在そのものです。

目の前には、

取り組まなければいけない義務や、

守らなければならない約束事が

たくさんあるかもしれません。

しかし、

それは人生のほんの一部です。

大切なのは、

自分はどう生きたいのか、

どんな人間になりたいのか、

どんな信念を持って生きたいのか、

ということです。

それを一つひとつ見つけていくために、

私たちは成長していくのです。

そう考えると、

自己否定するのはもったいない！

今の自分を

徹底的に肯定し、

成長を楽しんで、

変わり続けていきましょう。

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